環境は、形を作る [遠征番外編]
照りつける日差しが
本土では考えられないぐらい、きびしい沖縄
夏に強い、沖縄の方は
最高気温が25℃を切ると、“もう冬”だそうです(^^;
(たまたま話した、うちなーが言ってました)
そんな風土からデザインされた建物を見てきました
名護市役所 です
建物外観自体が、日本じゃないみたいですが
沖縄らしく、シーサーが護っています
しかも、たくさん
この、シーサー56(笑)は南側
北側に廻ると、こんな表情
広い敷地ならでは、の入り組んだ形は
空調設備に頼らず、快適な環境を作り出す設計意図です
2面が窓に面していると、風が通ります
花ブロックって、沖縄の建物によく使われていますが
目隠しと風通しを考えた合理的なものです
現在はパソコンなどが増えて、エアコンを導入したらしいですが
2000年までは空調設備は無かったとのこと
パーゴラの凝った意匠は、「日差しを遮り、雨をよけ、風を通す」もの
緑がからまって天然の日よけです
凝った意匠は、こんなところにも
そしてそして、屋上緑化!
これって、当時としてはかなり先進でしょう
なにしろ竣工は1981年
30年も前に考えられたコンセプトと、それを取り入れた
名護市は、すごいですね~
かわって、沖縄南部
今度は新しい(平成14年竣工)建物
糸満市役所です
各方位に、日射特性に応じたルーバーを配し
日よけとしています
そして、南側は雨端(アマハジ)と呼ばれる
沖縄の民家の南、東面の軒の出た庇をイメージした
PC水平ルーバーが、建物の表情を作っています
このPCルーバーは固定ですが、なんと太陽電池一体化
屋上にも、日射を遮るルーバーが設置され
太陽電池シェルターを作っています
糸満市役所では、この太陽電池ルーバーによって
庁舎で使う電力の12%を発電するとともに
冷房に必要なエネルギーを25%低減するという
複合的に省エネルギーな建物になっているとのこと
こんな庁舎なら、お金をかけても、住民が納得すると思いません?
あと、こんな沖縄らしい風景も、堪能してきました
そしてやっぱり、これですね
沖縄編は、まだ続きます・・・・
本土では考えられないぐらい、きびしい沖縄
夏に強い、沖縄の方は
最高気温が25℃を切ると、“もう冬”だそうです(^^;
(たまたま話した、うちなーが言ってました)
そんな風土からデザインされた建物を見てきました
名護市役所 です
建物外観自体が、日本じゃないみたいですが
沖縄らしく、シーサーが護っています
しかも、たくさん
この、シーサー56(笑)は南側
北側に廻ると、こんな表情
広い敷地ならでは、の入り組んだ形は
空調設備に頼らず、快適な環境を作り出す設計意図です
2面が窓に面していると、風が通ります
花ブロックって、沖縄の建物によく使われていますが
目隠しと風通しを考えた合理的なものです
現在はパソコンなどが増えて、エアコンを導入したらしいですが
2000年までは空調設備は無かったとのこと
パーゴラの凝った意匠は、「日差しを遮り、雨をよけ、風を通す」もの
緑がからまって天然の日よけです
凝った意匠は、こんなところにも
そしてそして、屋上緑化!
これって、当時としてはかなり先進でしょう
なにしろ竣工は1981年
30年も前に考えられたコンセプトと、それを取り入れた
名護市は、すごいですね~
かわって、沖縄南部
今度は新しい(平成14年竣工)建物
糸満市役所です
各方位に、日射特性に応じたルーバーを配し
日よけとしています
そして、南側は雨端(アマハジ)と呼ばれる
沖縄の民家の南、東面の軒の出た庇をイメージした
PC水平ルーバーが、建物の表情を作っています
このPCルーバーは固定ですが、なんと太陽電池一体化
屋上にも、日射を遮るルーバーが設置され
太陽電池シェルターを作っています
糸満市役所では、この太陽電池ルーバーによって
庁舎で使う電力の12%を発電するとともに
冷房に必要なエネルギーを25%低減するという
複合的に省エネルギーな建物になっているとのこと
こんな庁舎なら、お金をかけても、住民が納得すると思いません?
あと、こんな沖縄らしい風景も、堪能してきました
そしてやっぱり、これですね
沖縄編は、まだ続きます・・・・
読んでいただき、ありがとうございました!
T2さん 初めまして
小学校の社会科の学習で使用したい写真です
by ハマコウ (2011-12-03 05:31)
名護市役所の設計に携わった方々の苦労は、プロジェクトXにもなりそうな感じです。
当時は賛否両論あったんでしょうね。
私住んででいる近隣の庁舎は、近代的な感じの庁舎に建て替わったんですが
5階までの吹き抜けのエントランスが祟って、冷暖房費が高額になり非難囂々との噂です。
by yosi (2011-12-03 12:02)
デザインだけでなく風土にあってますね。
1927年竣工の京都市役所もそろそろ建て替えとか移転とかいう話が出てますが立派な建物なので、できればいを生かして欲しいです。
by barbie (2011-12-03 21:10)
まさに知恵を駆使した機能美ですね。
次世代に継承しなくてはいけませんね。
by HIDE (2011-12-04 07:53)
名護 最初に行った沖縄 2月でした
防寒コート持って行って笑われました
タクシーは クーラー入れて走ってるんだもの^^
シーサー いろんな表情が あるのですね
作者の個性が出てるのかな?
by 肥前のFe (2011-12-04 19:47)
>2000年までは空調設備は無かったとのこと
沖縄で。。 素晴らしいですね、
花ブロック、福岡のアクオス?も緑化されててこれを狙った感じかな。。
by ひろろん (2011-12-04 20:51)
☆ハマコウさん ようこそいらっしゃいました!
写真はお恥ずかしいですが
考え方とか、学習に使ったらいいと、僕も思います
☆yosiさん こんばんわ!
これを設計したのは
象設計集団という事務所なんですが
名護市庁舎は日本建築学会賞も受けてるんです
“吹き抜け”
現代建築によくつかわれる空間ですね
中を使う人にとって、天井が高く感じるのは快適なんですが
トータルで快適な空間をつくるのは難しいですね~
☆barbieさん こんばんわ!
かえってあれだけのものは、今は作れませんね~
京都だからこそ、第1期本庁舎を改築して
(のほうがコストはかかりますが)
“顔”として存続させたらいいと思うんですけど・・・
まぁ 京都駅なんか見たら
“もっと古いものがあるから、中途半端になるより
新しくすごいもの作っちゃった方が・・”
って考えが通っちゃう可能性も
少なくないですかね~(^^;
☆HIDEさん こんばんわ!
沖縄は、“うちなータイム”ですから
ゆったり継承されていくと思います
本来、ヒトの時間って、そのぐらいかも?
と思わせる沖縄でした
☆肥前のFeさん こんばんわ!
2月でクーラーですか??
さすが南国!
今回、曇りがちで思ったより暑くなくてよかったです(笑)
シーサーは、手作りで、一般の家に乗っかってのも
それぞれ違うみたいです すごいですよね~
☆ひろろんさん こんばんわ!
パソコンが増えての熱対策で、エアコン導入に踏み切ったとか
すごいですよ うちなーが暑さに強い、ってのもあるかもしれません
“アクロス”ですね
よかったら、http://any-roads.blog.so-net.ne.jp/2007-11-21
も見てください!(と宣伝しとく(笑) )
by T2 (2011-12-04 23:08)
見るからに風通しのよさそうな建物ですね。沖縄って感じじゃなくカンボジアチックな雰囲気を感じました。
僕的には沖縄の雰囲気漂う民家がナイス!
by せつら (2011-12-04 23:50)
☆せつらさん こんばんわ!
本当に、日本ではなくて
世界からみた、“アジアンティック”な建物でした
“沖縄の雰囲気漂う民家”
瓦を風対策のため漆喰を塗って、独特の雰囲気になりますね
シーサーは、良かったですよ~
by T2 (2011-12-06 23:45)
北側からの名護市役所はまるでトリックアートのようですね~
中に入ったらまよいそうです。
電池シェルターもすばらしい!
福岡市役所もすこし見習って欲しいものです、、。
by sadabouz (2011-12-08 13:24)
☆sadabouzさん おはようございます!
そうですね~ 迷ったら出てこれないかも(笑)
本当は、左右に2棟分かれていてすぐ外が見えるので大丈夫でした
福岡では、やっぱりアクロスなんですが
空調はやっぱり必要ですね・・・・ 吹き抜け巨大だし(^^;
by T2 (2011-12-09 07:19)